「スカイウォーカー」と聞くと、多くの人がスター・ウォーズを思い浮かべるのではないでしょうか?
実はこの“スカイウォーカー”という名を冠したワインが、カリフォルニアに実在するんです。その名も、「スカイウォーカー・ヴィンヤーズ(Skywalker Vineyards)」。
今回は、こちらのワインを飲んできたので、紹介します。
スカイウォーカーヴィンヤーズについて

このワインを手がけたのは、スター・ウォーズの生みの親 ジョージ・ルーカス監督です。
映画監督がワインを?と思う方もいるかもしれません。
しかし、実際にこのワイナリーは、名前を貸しただけの“有名人ブランド”ではなく、ルーカス自身が土地を選び、畑を拓き、ワイン造りに本気で取り組んでいる場所なんです。
なぜ、ジョージ・ルーカスはワイン造りを始めたのか?

きっかけは、映画制作の拠点として彼が選んだ「スカイウォーカー・ランチ」という土地。
カリフォルニア州マリン郡、サンフランシスコの北に広がる自然豊かな丘に、ルーカスは映画スタジオだけでなく、オーガニック農場や牧場もつくり始めました。
その延長として、自らの手でブドウ畑を開き、やがて「スカイウォーカー・ヴィンヤーズ」として本格的なワイン造りに乗り出したそうです。
スカイウォーカー・ヴィンヤーズのこだわりは、映画づくりと同じく“本物志向”! ブドウは主にピノ・ノワールとシャルドネ。
冷涼な気候と海風に恵まれたこの地は、ブルゴーニュと似たテロワールを持つと言われています。
スカイウォーカー・ヴィンヤーズのラベルに込められた意味
スカイウォーカー・ヴィンヤーズのワインラベルには、宇宙や銀河を連想させるような、幻想的なデザインが施されています。
例えば、ピノ・ノワールのボトルには、星空のような深いネイビーとシルバーの組み合わせ。まさに”スカイウォーカー”の名にふさわしい、洗練された雰囲気です。
ラベル中央にあるロゴマークには、スカイウォーカー・ランチに実在する建築物や、ジョージ・ルーカスの哲学を象徴するモチーフが取り入れられているとのこと。
ワインというより、まるで1本のアート作品のようです。
スカイウォーカーヴィンヤーズの「ピノ・ノワール」

スカイウォーカーヴィンヤーズでは、冷涼な気候を活かしてピノ・ノワールとシャルドネを中心に栽培しています。
今回の1本は、特に評価の高いピノ・ノワール。
このワインの基本情報は以下の通りです。
【Skywalker Pinot Noir 2020】

- 産地:アメリカ・カリフォルニア州マリン郡
- ぶどう品種:ピノ・ノワール100%
- タイプ:赤ワイン(ミディアムボディ〜フルボディ)
- アルコール度数:約14.1%
- 香り:チェリー、ラズベリー、スミレ、紅茶、ほのかなスパイス感
- 味わい:やわらかな果実味と酸味、滑らかなタンニン、長く優雅な余韻
- 合う料理:ローストチキン、鴨、マッシュルームのソテー、和風だし料理など
ピノ・ノワールは”ワインの女王”
ピノ・ノワールは、フランス・ブルゴーニュ地方を代表する品種で、繊細で香り高く、世界中にファンの多い赤ワイン用ぶどうです。
栽培が非常に難しく、環境や醸造の技術がダイレクトに味に影響するため、「ピノ・ノワールの出来栄えを見れば、ワイナリーの実力がわかる」とも言われます。
この1本は、スカイウォーカーヴィンヤーズのこだわりをまっすぐに感じられる、エレガントで余韻の長い1本。
映画好きの方はもちろん、”良いピノ・ノワール”を探しているワイン好きにもぜひおすすめしたいワインです。
ジョージ・ルーカス監督のワインから思ったこと

このワインをきっかけに、「著名人がワインをプロデュースする」ことへの見方が変わりました。
これまで私は、正直”話題性だけの企画モノ”だと思っていた部分もありました。
(申し訳ないです><!)
けれど、ジョージ・ルーカス監督のように、本気で土地と向き合い、ものづくりに取り組む人がいる。そんな背景を知ることで、ワイン1本の価値やストーリーが、ぐっと深く感じられるようになりました。
YOSHIKIさんのワイン「Y by YOSHIKI」
ちなみに、大谷酒店ではX JAPANのYOSHIKIさんがプロデュースする「Y by YOSHIKI」のワインもお取り扱いしています。
こちらはルーカスさんのように自社で畑を持っているわけではありませんが、ワインの本場・カリフォルニアやフランスで信頼のある生産者とタッグを組み、自分の感性に合うワインをプロデュースされています。
ヴィンテージによっては出荷を見送るほど品質にこだわっていて、そのストイックな姿勢は、まさにアーティストそのもの。
Y by YOSHIKIは赤・白どちらも人気ですが、数量限定のため、気になる方はお問い合わせ、もしくはInstagramのDMよりお気軽にご連絡ください^^
“スカイウォーカー”に出会って…
私は普段、茨城・ひたちなか市で酒屋を営みながら、地域のお酒や風景をSNSで発信しています。
“スカイウォーカー”のようなお酒に出会うと、「味わい」だけじゃなく、「物語」や「背景」があると、もっと面白くなりますね!
「なぜそのお酒が生まれたのか?」 「どんな人が、どんな想いでつくっているのか?」 そういうことを知ってから飲む一杯って、ちょっと特別な気がしますね。
ちなみに今は授乳中でお酒が飲めないので、わたしは香りだけ楽しんで、夫が堪能しました!
私は飲めませんでしたが、ボトルの雰囲気や香りだけではなく、背景にあるストーリーを知ることで、「お酒ってこういう楽しみ方もあるんだな〜」と改めて気づきました。
これからも、そんな背景のあるワインを少しずつご紹介していきたいと思っています。
気になる方は、ぜひ店頭やECサイトでチェックしてみてくださいね。
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