(株)オオタニ企画 大谷酒店– Author –
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【第3話】家庭の味から、蔵の味へ
梅と氷砂糖、そして焼酎。 瓶に材料を入れて、そっと置いておく――かつて、梅酒はそんな「家庭の味」として、日本中の台所にありました。 季節になると青梅を買い、丁寧に洗って漬け込む。日付と名前を書いたラベルを貼り、「美味しくなりますように」と願... -
【第2話】家庭で育てた、梅酒という知恵
梅酒と言われたら、どこか懐かしい気持ちになる方も多いのではないでしょうか。 いまでは瓶詰めされた市販の梅酒がどこでも手に入るようになりましたが、かつては多くの家庭で「梅酒は家で漬けるもの」というのが、ごくあたり前の風景でした。 5月下旬から... -
【第1話】梅の町、水戸の原風景
「水戸って、梅のイメージあるよね。」 地元に住んでいる人、観光で訪れた人、あるいは名前だけ知っている人でも、こう感じたことがあるかもしれません。それもそのはずです。水戸のまちには、約3,000本もの梅の花が咲き誇ります。春の訪れとともに、まち... -
【第6話】蟻は悟る。どれだけ歩いたかではなく、今日も歩き続けることに価値があることを。
「今日は、ちゃんと進めただろうか?」目に見える成果がない日は、ついそんなふうに不安になること、ありませんか? でも、本当に大切なのは、“どれだけ進んだか”ではなく、「今日も歩き続けた」という事実かもしれません。 最終話では、「蟻」という焼... -
【第5話】蟻は知ってる。こつこつ進むことが、幸せへの近道だと。
“非効率なやり方が、いちばんおいしい焼酎を生む”そんな話、信じられますか? 鹿児島の小さな蔵・神川酒造がつくる「蟻」という焼酎は、毎日同じことを繰り返すように見える作業のなかで、目に見えない工夫と、職人たちの判断が積み重ねられています。 第5... -
【第4話】蟻は信じる。みんなで共に進めば、越えられないものはない。
お酒造りって蔵人がひとりで黙々と仕込んでいるといったイメージがありませんか? でも、「蟻」という焼酎に触れてみて感じたのは、そこに関わる“人のつながり”の存在でした。 原料を育てる農家さん、仕込みを担う蔵人、運ぶ人、売る人、そして飲む人まで... -
【第3話】蟻は念う。小さくても、大きい夢と志を持てばよい。
麦焼酎って、どちらかというと軽やかで、飲みやすいお酒。そんなイメージを持っていた私にとって、「蟻 麦」との出会いは、ちょっとした発見でした。まろやかでコクがあるのに、飲み疲れしない。飲み終えたあとに、静かに余韻が残る──そんな麦焼酎だったん... -
【第2話】蟻は感じる。小さい、大きいは個性だと。
芋焼酎って、もっとクセの強いお酒だと思っていました。香りも独特だし、どこか“通好み”なイメージがある。 そんな自分の印象を、変えてくれたのが「蟻 芋」でした。 しっかりした味わいなのに、すーっと飲める。 はじめて飲んだそのときの驚きが、今も印... -
【第1話】小さな蔵が紡ぐ、大きな物語
「ちょっと変わった名前の焼酎があります。名前は、“蟻”。」 最初は、焼酎らしくないなと思ったけれど、ラベルの裏に書かれた想いを読んだ瞬間に、気持ちが変わりました。鹿児島県・大隅半島。この地で“蟻”という名前の焼酎を造っているのが、神川酒造とい... -
【第6話】マッカランに宿る、200年の哲学
なぜマッカランを飲むと「ただのウイスキーじゃない」と感じるのでしょうか。 その奥にあるのは、200年前から脈々と受け継がれてきた“哲学”です。 このシリーズでは、創業者アレクサンダー・リードの生き方と考え方をたどってきました。教師として、農夫と...